ダン・タイ・ソン ピアノリサイタル

紀尾井ホールでダン・タイ・ソンのリサイタルを聴いてきました。1980年のショパンコンクール覇者、一度聴いてみたいピアニストでした。ラヴェルの演奏では綿に包まれているような柔らかくふくよかな音、またはきらきら輝く光を感じる音、弦楽器を想像させる長い呼吸の音、多彩な音色に引き込まれました。でもなにより心を奪われたのはアンコールで演奏したショパンの11番のノクターン。CDなどで聴き、おなじみの曲ですが、あらためてステキな曲だと思わせてくれた演奏でした。