ジャン=マルク・ルイサダ演奏会

ルイサダは私が「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」を勉強していた時、様々なピアニストの演奏をCDで聴いて一番しっくりきて心酔し、一度リサイタルに行きたいと思っていたピアニストです。今日のプログラムはショパンのマズルカ、ワルツ、ドビュッシーの前奏曲などの小品とモーツァルトのソナタ。最初に弾いたマズルカの冒頭でその音の柔らかさ、美しさに心を奪われました。全曲楽譜を見ての演奏でしたが、聴衆の拍手に応える際、譜めくりの女性にも一礼するなど温かい人柄が伝わってきて、こちらもリラックスして演奏を聴く事ができました。アンコールのバッハまで、美しい音で奏でる叙情的な演奏、素晴らしいリサイタルでした。

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