ニコライ・ホジャイノフ

浜離宮朝日ホールでニコライ・ホジャイノフのピアノ・リサイタルを聴いてきました。今日のお目当てはショパンの舟歌で、それ以外はベートーヴェン/ソナタ31番、ラヴェル/夜のガスパール、リスト/ソナタロ短調…となんとも濃い内容のラインナップ。どの曲も丁寧に弾き、強弱も、緩急もしっかりつけて演奏していましたが、淡々と聴こえてしまったのは何故なのでしょうか。今の彼の演奏に一番マッチしていると感じたのはアンコールに演奏したリスト作曲モーツァルトの「フィガロの結婚」の主題による幻想曲でした。まだ21歳の若いピアニストさん、これからは聴衆の心に訴える演奏術を学んでコンサートピアニストとして成長して欲しいと思います。

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。